■初シイラ釣行。出るかメーター越え?!
日にち
天気
気温
ターゲット
7/18(月)
曇り晴
30℃

シイラ

場所
潮流
水温
相模湾
-
-

釣行記

6:30〜14:00

金曜日にサンスイでだっちーさんに会った時、
「連休暇ないの?」
「月曜なら行けますよ」
「じゃシイラ行こっか」
そんな感じで突如決まったシイラ釣行
。が、タックルがない。
「借りれば?」
というだっちーさんの一言で、S社のM氏からタックルを借りれることになった。
あれよあれよと言う間に参加者も決まり、初のシイラ釣行が決定した。

出発当日、二班に別れて現地に行くことになっていたのだが、まさかずが途中の合流ポイントであるしのさん宅へ着いた時に、もう一班のyaga氏から電話が。
「だっちーさんの自宅の番号わかりませんか?」
「どうしたんですか?」
「電話してもだっちーさん起きないんです」
どういうわけか、だっちーさんが電話に出ないらしい。 しのさんに電話番号を聞き自宅へ掛けるが、こちらも出ない。仕方がないので、たかたか氏を拾い、だっちーさんの家へ向かう。

問題は、誰も正確なだっちーさんの家を知らないこと。駐車場はわかるので車は確認できたが、その前に並ぶアパートのどの部屋がだっちーさんの部屋かわからない。なんだかんだと辺りを探し、やっとだっちー宅を発見。ブザーを鳴らすと、起きて来た。
「眠るつもりはなかったんだけど、目を閉じて開けたらブザー鳴ってた」
出遅れたが、出発。途中、せいさんとまるこさんをひろい、出船場所の葉山へ向かう。
到着すると、すぐに船長がやってきて、荷物を積み込み出船。生け簀のイワシを積み込み、沖へ向かって出発!

しばらく進むと、ブイが見えて来た。ここが第一ポイントらしい。全員でキャスト開始! しかし、左舷から接近しているので、まさかずのいる右舷からはブイが狙えない。
どうしようかとあたふたしていると、まるこさんにヒット! が、残念ながら手前まで寄せたところでフックオフ。同じポイントでだっちーさんとせいさんがペンペンをキャッチ。あと、ナゾの古代魚も。
その後、シイラの着いている流れ藻を探してひた走る。次に見つけたポイントでもシイラの姿が見えたらしい(右舷からは見えない)のだが、ヒットにはならず。ふと、目の前をペンペンが走って行くのが見えた。魚が見えるとそれだけでやる気になるのが釣り人の悲しい性。

移動、キャストを繰り返すが、思った以上に流れ藻が少ない。
藻、藻、藻。
全員でワッチしながら藻を探す。
藻、藻、藻、
もっ、もっ、もっ……
も!
右舷前方に大きな流れ藻を発見!
誰も気付いていないようだったので、船長に、
「右に流れ藻がありました」
「どこ?」
目をこらす船長。
「あっちです」
「あぁ、あるなぁ」
ということで右に旋回、流れ藻に向かう。
大きな流れ藻。よっしゃー! と思う……が、ここでも左舷接近。キャストを開始すると、
「いるいる!」
「きたきた!」
など声が聞こえるが、こちらからは見えません……。すると、しのさんにヒットしたらしい。
船首を見ると、左舷側から右舷側にしのさんがやってきた。その先には走るシイラ! でかい!
バシャッ!
大ジャンプする。かっこいー!
「ラインださなきゃだめだよ!」
船長が言った後すぐ、フックオフ。どうやらシイラは掛けた直後は走らせて、疲れてから取り込むらしい。
その後もそのポイントでチェイスがあったようだが、ヒットせず。船が回頭して右舷側に流れ藻が来た時に、目の前をドでかいシイラが泳いで行った。ダメ元でシイラの前にキャストしたが、みごとにシカト……。

気が付けば前方にうっすらと真鶴半島が見えた。ここからは折り返し。その後、ゴミが少したまっている場所、大きなブイなどで打つが反応無し。やはり目立つポイントは叩かれた後のようだ。小さなブイでもダメ、そしてその次の流れ藻。
右舷前方でキャストしていると、左舷では、
「いるよ!」
という声が。
「後ろへ行った!」
という声が聞こえたすぐ後、
「来た、来た!」
たかたかさんの叫び声が聞こえた。大きなサイズのシイラがヒットしたらしい。
「メスだな」
船長が言う。
「いいなー」
とまさかずが言っていると、せいさん、まるこさんが、
「まだいるよ〜!」
と一言。空いていた右舷横からキャスト。しかし来ない。
「そっち行った!」
船尾から声が聞こえるとほぼ同時に、目の前をドでかいシイラが向こうへと泳いで行くのが見えた。とっさにシイラの前方へキャスト、トゥイッチ。すると、ルアーがシイラの脇を通る瞬間、反転してバイト! ヒット!
ジーっとドラグが音をたててラインが出て行く。取りあえず始めは走らせていいということだったので、そのままにする。が、前へ後ろへ、ファイト中のたかたかさんとクロスしないように、竿を入れ替え右舷へ左舷へひた走る。
「そっちはオスだからもっと引くぞ〜!」
どうやらつがいのようで、たかたかさんにメス、まさかずにオスがヒットしたようだ。
「ラインテンションゆるめないようにね」
だっちーさんが言う。
たかたかさんが取り込み終わるまで、わりと船の近くまでシイラがよってきていたので、なんだか船の周りを散歩させているような感じ。
たかたかさんが無事取り込み成功。歓声が上がる。サイズは117cmのメスだ。

「次はそっちだ」
さっきからおとなしくしているので取込みは余裕かと思っていたが、船の脇に寄せると、急に走り出した。グイグイとロッドを絞り、さらにラインが出て行く。
「ちょっとまって、ドラグ緩すぎるな」
だっちーさんがドラグを調整してくれた。
「そこからゆっくりポンピングして寄せて来て」
言われるが、まだまだ走る。しばらく走らせた後寄せるが、ネットに驚いたのかまた走り取込み失敗。まだまだガンガン走る。ロッドは満月に曲がり、ジジジジーっと音をたててラインが出て行く。
前へ後ろへ、右舷へ左舷へ一人走り回る。
それからは寄せては走るの繰り返し。
よく見ると、ルアーが頭に掛かっている。
「スレ掛かりですかね?」
「いや、さっきは口に掛かってたから、外れたんじゃない?」
聞いてゾッとした。まさにラッキーだ。
船中の仲間から励まし?(笑)の言葉をもらい、踏ん張る。
それにしても楽しい! 掛けた瞬間は「どうなるの?」とよくわからなかったが、寄せても寄せても走るシイラのファイトに、心の底から楽しんでいる自分がいた。
気が付けば全身汗びっしょり。まるでシイラダイエットである。
何度か寄せたのだが、網が小さく取込みがうまく出来なかったので、
「持って帰るならギャフ打つけどどうする?」
この時点でかなり長い時間やり取りをしていたと思ったのと、シイラを食べてみたかったので、
「持って帰ります」
と告げ、ギャフで上げることにした。
それでも、ギャフを打つのに数回失敗し(まだまだ力が残っていた)、やっとギャフ打ち成功。甲板にシイラの姿が舞う。
「やった!」
どっと歓声が起こった。
上がってホッと一安心。ルアーを外し、記念撮影。
「ありがとうございました!」
ほんと、この魚は皆さんの協力があったからこそ上げられた魚だと思う。ファイトしていた時間も、自分では10〜15分だと思っていたが、どうやら20〜30分はやり取りしていたようだ。
記念撮影をするときは腕がパンパン。
「もっと持ち上げて」
重いとかつてないサイズなので、どのくらい持ち上がっているのか自分ではよくわからない。
写真をとってもらって解体作業に。持って来た68Lのクーラーでもそのまま入らないので、まん中を斬って二つにして入れた。

時間的に大型シイラをねらうのはキビしいようなので、サバを目指し戻ることになった。サバのポイントでもシイラが入っているそうだ。
岸が見えるあたり(江ノ島からかなり走ったので房総まで来たと思ったのだが、三浦半島でした)で、定置網脇で釣り再開。
すると、だっちーさんが一投目でワカシをキャッチ!
しかしそのポイントでは続かず、移動。移動したところではまさかずにも30cmくらいのワカシがヒットしたが、リーダー無しの直結(シイラから外す時に切ってしまっていた)だったため弾かれてバレた。やはり、めんどくさがってはいけないなぁ。
「今日はサバいないなぁ」
船長が言いながら魚を探す。まさかずはその隙にリーダーを結ぶ。
「サバだ!」
だっちーさんがサバをゲット。
「ベタ底にいたよ〜」
ジグで底をしゃくると、グングングンとサバの引きがした。まさかずもサバをゲット。締めてクーラーに入れたが、次から次へと上がるサバ。そのうちワカシもまじり、船上は入れぐい状態。絞めるのは後にして、釣りに専念。
yagaさん、たかたかさん、しのさんには美味しそうなサワラも掛かり、そしてついにシイラが混じり始めた。 型は小さいながらもほかの青物に混じって、ポツポツ上がる。小型だが中にはジャンプする元気なものもいた。気が付けば全員シイラゲットである。
上がる直前に、せいさんに謎の大物(メジかカツオ?)がヒットしたが、リーダーを噛み切られバラシ。正体を見てみたかったものだ。

初めてのシイラ釣行だったが、とてもとても楽しめた。今まで大物には興味なかったが、これは面白い。渓流仲間が夏場にシイラにハマっているのがよくわかった。


お〜い、流れ藻どこ〜、とひたすら探しながら船は進む……


前半はベタ凪。流れ藻が探しやすいが、見つからない。というか無い


ファーストフィッシュが128cm! 感動モノです!


シイラの内臓類を取るだっちーさん。いろいろありがとうございました


このくらいのサイズのシイラがポツポツあがった


暴れるので、写真がうまく撮れませんでしたがシイラのアップ


68Lのクーラー満タンの魚。でもこの下にはシイラが埋まっているんだけど


せいさんが釣り上げた古代魚のような外見の「マツダイ」。アジ出刃ではさばくのがしんどかった……


シイラと岩茸のカルパッチョ。あまりない取り合わせですが、さっぱりで美味しかったです

 

 

釣行結果

シイラ(35〜128cm)・・・9尾
ワカシ(17〜30cm)・・・たくさん
サバ(25〜45cm)・・・もっとたくさん
魚の値段

シイラ1尾・・・プライスレス(というか、単純計算できん……)

一覧へ戻る