■関東の北海道! 日光に天国を見た!
日にち
天気
気温
ターゲット
6/23(木)
曇/雨
24℃

ブルックトラウト

場所
潮流
水温
栃木県湯川
-
-℃

釣行記

6:00〜16:00

先日の渓流釣行では釣り足りなかったので、また何処かに行くことにした。
で、何処に行こうか……。午後11時。インターネットとカーナビの地図(カロサイバーナビはリビングキットがあるから、家の中にいても目的地までの所要時間や距離がわかるので便利!)とにらめっこ。
秋山川はちょっと飽きてきたし、峡北や富士川はやはり遠い。会津もけっこう遠いなぁ。でもこのあたりって、それほど渓相変わらないかなぁ。いっそ新潟まで行こうか。あとは湯川か。
湯川? 釣りをしには行ったことないけど、ここなら渓相は違うよなぁ。往復で秋山川よりも100km以上距離あるけど……。でも、普段と違う渓相を求めるなら、ハズレがないのはココだよな。と結論に達したのが午前1時半(爆)。
支度をはじめて2時過ぎに出発。一路湯川へ向けて出発!

ネットで見たら、釣り券を売っている店が開くのが6時だったので、赤沼茶屋の前に車を停めて仮眠。目覚ましで目を覚ますが、まだ売店は開いていない。が、さっきはなかったはずの空の車が……。
少しして、ガラガラというシャッター音をたてて売店が開く。あいにくの曇天だが、釣りをするにはちょうどいい天気かもしれない。さっそく釣り券を購入し、川へ向かう。途中、早くも鹿に会った。

川へ付いてビックリ。浅い、砂地、大量の藻。どこをねらえばいいんでしょうか? 迷いつつもとりあえずキャスト。
……
なにも起こりません……。
他の渓流同様、魚、あまりいないのだろうか。今朝ついたばかりと思われる足跡があるのも気になります(先行者が入ってしまったのでダメ?)。
それにしてもこの景色、何処かで見たような……そう、北海道道東のアメマスを釣りにいった河川にそっくりなのだ(どちらも湿地だから似てて当たり前なんだけど)。チョークストリームというらしい。
少しずつ動きながらキャストをしていると、待望のチェイスがあった。もう一度キャストするとヒット! 上がったのは15cmくらいのブルック。サイズはともかく、一尾目なので嬉しい。
その後、数尾追加すると、だんだんこの川の魚が付いている場所のパターンがわかってきた。
それからは飽きない程度にぽつぽつと釣れていく。
途中、川をザバザバと渡る鹿の親子に会ったり、戦場ヶ原の雄大な湿地帯を見つめたりと、とにかく自然の中で釣っているということが実感できる釣り場だと思った。のんびりと、かつしっかりとポイントを攻めながら釣っていたので、行程約半分(?)の青木橋へ到着したのは、スタートしてから4時間後のことだった。

湯滝から下流の竜頭の滝まで、湯川の脇はずっと木道が続いており、ハイキングコースになっている。平日だが、ハイキングをする老夫婦や、林間学校の小学生がたくさんいた。まさかずも、小学生、中学生の時に林間学校でここへ来たことがある。その時は釣りをしている人も見なかったし、魚はいると思っていたが釣りをしたいとも思わなかった。
「釣れますか?」
「何が釣れるんですか?」
ブルックといってもわからないだろうと思ったので、イワナの仲間と答えた。この子供達も、大人になって釣りに興味を持ったら、いつかここへ釣りに来てもらいたいと思った。

青木橋から小田代橋までは浅く変化のない流れが続いたので、よさそうなところを数カ所だけキャストして上流へ向かう。
小田代橋から上流は、川底が岩になり、流れも速くなった。
釣れる魚も、下流と違い、色が濃い個体が多いようだ。小田代橋付近は、人が多くプレッシャーが掛かっているので魚が出にくいのかと思ったが、そういうわけでもなく、下流同様チェイス、バイトが続く。ここで、なんとか持っていた曇り空が一転、ポツポツと雨が振ってきた。しばらくすると、雨足が強くなったので、木陰で雨宿りしながらしばし休憩。

雨が小降りになってきたので釣りを再開。小滝を超えて、もうすぐゴールである湯滝に近付こうとした時、ゴツンという強烈なアタリが!
てっきりブルックが来たと思っていたが、この引きは今までの魚とは明らかに違う。水中でキラリキラリとヒラを打つ魚体は、サクラマスだろうか? この魚は絶対にバラしたくない!
慎重に寄せるが、寄せても水中へグイグイとトルクフルに潜っていく。足場が高いところから釣っていたので、さすがに取込みにはランディングネットが必要そうだ。ランディングネットが必要な魚もひさしぶりである。と、背中に手をまわすと……こんな時に限ってランディングネットがない!
下流側は倒木があり、上流も取り込めそうな場所はない。気を抜くと、ジリジリと鳴るドラグからラインがでて、倒木の下に潜られそうである。しばらく弱らせたところでブッコ抜こうかとも思ったが、4lbのラインではおそらくもたないだろう。しかたなく倒木の上にのり、ハンドランディングを試す。が、うまくいかないので、手を延ばしてルアーを掴み、抜き上げた。
銀色で体高のある魚だが、はたしてなんだろうか? ニジマスのようであり、サクラマスのようである。なんだかわからなかったが、大きさを計り(35cm!)、写真をとってリリース。帰ってから師匠にみてもらったが、ホンマスとなにかの交配種ではないかとのことだった(わかる人いたら教えて下さい)。
尺越えがでたので気が抜けてしまったが、そこからゴールの湯滝までもブルックが数尾出た。

ゴールの湯滝へ付いた時には時刻は午後4時になっていた。
朝から10時間、ほとんど釣り歩きっぱなしだった計算だ。長い距離を歩いたことも、その分魚が釣れたのも、大満足の釣行になった。
ゴール地点の湯滝からスタート地点の赤沼茶屋まではバスで帰る。バス停へ着くと、ちょうどいいことに5分後にバスが来た(1時間に1本くらいしかないので、あらかじめ時間を調べてからいった方がいいと思います)。
平日だが思った以上に釣り人がいたので、きっと週末はかなり混む釣り場なのだろう。それでも、また来てみたいと思った。




スタート地点周辺。普段の渓流と勝手が違う……


数本釣ると、魚のいる場所がわかってくる


下流部はこんな感じの流れが続く。雰囲気はかなりいい


こんな近くに鹿が出ます。まさに自然のど真ん中です


アベレージは16cmくらいでしょうか? 20cmを越す魚が掛かるとうれしい


北海道と同じ景色ですね〜


岸辺には鹿の足跡が


小滝。チェイスはあったのだが……


上流側のブルックは色が濃い。上のブルックの写真と見比べてほしい


ガツン!ときたホンマスだかなんだか。引きはイワナでした


ニジマスではないと思うのですが、なにか混じっている魚でしょうか?

釣行結果

ブルックトラウト(15〜23cm)・・・29尾
ホンマスだかなんだか(35cm)・・・1尾
魚の値段

C&R区間でした

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