Part1を読んでない人は、とりあえずPart1から読んでみて下さい〜。
夜になって、雨がやんだ。 時刻は9時を回ったところ。なんでも、テナガエビは夜も釣れるらしい!
エサのアカムシもたっぷり残っているので、第二ラウンド開始! ということで夜釣りに向かった。
といっても、どうやって釣ればいいのかわからない、当然ウキは見えないだろうし、ミャク釣りなんだろうか……。ネットを見ると、「小さな電気ウキを使う」と書いてあるところがあった。が、小さな電気ウキなど持っていないし……。もっと貧乏臭くリーズナブルに楽しめないのだろうか。と考えていると、ふと思い付いた。番長の仕掛けを改良して、夜も釣れるようにならないかと。そのための道具は堤防釣りの仕掛け入れに入っているはず! と、番長仕掛け改まさかずオリジナル夜釣り仕掛けが完成。考えていた通りになれば、かなり楽しめるハズ。
懐中電灯を持って、いざ出発。またしてもすれ違う人の視線が痛いような……。警らの警官にあったら、きっと職務質問とかされちゃうんだろうなぁ……などと思いつつも江戸川に到着。あたりまえだが、誰もいない。
夕方釣っていたポイントへ付くと、潮が一段と引いていた。5尺の竿で釣れるんだろうか。
ともあれ、釣りを開始する。仕掛けはもちろん番長改まさかずオリジナル仕掛け。投入すると、すぐにアタリがあった。しかし、食わせる前に離されてしまう。番長仕掛けの感覚では釣れないようだ。そこで、少しテナガに自由にさせてみた。今度は、エサを持ったまま巣に入り込んでしまうらしく、アタリの後は根掛かりになってしまう。何度か試行錯誤すると、来ました、待望のテナガエビ! かと思ったら、またダボハゼだった。
しかし、この仕掛けできちんと釣りになりそうだ。思った通りとは行かないが、まずまずの仕上がりのよう。
要領がわかると、テナガを釣り上げるのは簡単だった。しかも、釣り上げるにつれて仕掛けの使い方もわかってきて、フッキング率もだんだんと上がってきた。夜でもサイトフィッシングができるこの仕掛け、昼の釣りよりも楽しいんじゃないの?
しばらく釣っていると、突然グイグイといい引きが! ジャンテナゲット! しかも、それからは釣れるのはほとんどこのサイズ! どうやら、夜は大型が警戒せずに出てくるようだ。
これはヤメラレマセン!
と、ノっていたのだが、電話が鳴った。
出ると、飲んで寝過ごして終電がなくなったという酔っ払いからの電話……。20分ほど釣りを中断。再開すると、ジャンテナタイムは終わってしまったのか、小型ばかりが上がるようになっていた。
もう少しだけ……と思っていたら、時刻は2時になっていた。気が付けば、辺りには霧が立ちこめ、視界も悪くなってきた。もっと釣りたい気もするが、今日はここで納竿。
テナガエビにすっかりハマってしまった。しばらく通いそうな気配である。