■試練の釣行。ガルマ浸水!
日にち
天気
気温
ターゲット
4/24(土)
1℃

ヤマメ・イワナ

場所
潮流
水温
栃木県男鹿川
-
4℃

釣行記

5:30〜10:00
13:30〜15:00

yaga氏が男鹿川へリベンジ釣行へ行くということなので、同行させてもらうことにした。

午前2時半yaga氏宅出発し、しばらく釣りの話やガンダムの話をしていた時、もう絶対に避けられないタイミングで左からサッとなにかが飛び出した。白猫だ。
「うわっ!」
あまりにも突然だったので、ブレーキを踏むこともできなかったと思う。
「轢いちゃった?」
「何の衝撃もなかったんで大丈夫じゃないですか」
「血がドバッとついてたらドウシヨウ」
yaga氏の車のカラーは「白」なのである。この時はまさかずもちょっとドキドキしていたので、「ブラッシュパターンのレッドへッドみたいになりますね」なんて冗談も言えなかった。
停車して見ると何の痕もなかったので、うまいことタイヤの間を通り抜けたようだった。が、今に思えばこの猫、本当は撥ねちゃっていて、当日のことはすべてこの白猫の呪いだったのではないかと思えなくもない(なんて書いてyaga氏をちょっと驚かせてみせたり・・・実際は本当に撥ねてません)。

当日の天気は晴。しかし、ゴールデンウィーク目前だというのに寒冷前線の影響で気温がものすごく下がり、朝はあたりの土一面に霜が降りていた。
「今日の目標は?」
目的地近くなって、yaga氏が尋ねてきた。
気温は低いものの、車から眺める綺麗な川と、昨日放流があったという情報を聞いたので、
「今日は20尾くらいじゃないですか?」
「じゃ俺50」
いつも「今日は1尾だけで十分ですよ」などと言うと、本当に1尾しか釣れないことが多いので強気の発言をしてみたのだった。今日はいつになく、釣れる予感がしていた。それは、車窓から見える川があまりにも綺麗だったから思い浮かんだ幻想だったのかもしれない。

目的の支流へ着き、支度をして川へ降りる。降りたところからすでに魚が着いていそうなポイントだった。期待して第一投。しかし、魚は出てこなかった。第二投、第三投・・・。キャストせど魚の気配はない。
「少し下も攻めてから追い付きます」
とyaga氏が言ったので、まさかずは上流へ釣り上がることにした。が、しばらく釣り上がるも、どこにも魚の姿はない。途中でライントラブルに見舞われていたところにyaga氏が追い付いてきた。
「魚出ました?」
「出ました?」
どうやら、下流側も魚の姿はなかったようだ。魚がいないのか、いても急激に気温が下がったので活性が低く出てこないのだろう。
そこからまた渓相のよいところを釣り上がって行くが、チェイスすらなかった。この沢はとりあえず諦め、本流へ向かうことにした。

本流を数カ所回るがここでも何の反応もなかった。本流はとにかく水が多く、投げられるところが少なかった。そこで、yaga氏が昨年イワナばかりいたというポイントへ向かうことにする。移動途中、よさそうなポイントがあったので、車を停めてそこから釣り上がってみることにした。
川を降りてすぐの落ち込みで、
「チェイスがあった!」
とyaga氏が小声で言った。本日初の魚の気配である。気合いを入れてキャストするものの、再び魚が姿を表すことはなかった。
気を取り直して上流へ向かう。ここも渓相がよく、ここもポイント、そこもポイント、といかにも魚がいそうな場所が多いのだが、ことごとく魚はいなかった。大きな淵でyaga氏が魚を見つけたが、ルアーにはてんで無反応。ここで一度川から上がり、車で上流へ移動することにする。しかし上流には数台車が停車していたので諦めて引き返した。
C&Rへ向かう途中で少し竿を出してみることにした。しかし、ここでも魚の気配はない。
「浸水しました」
yaga氏のウェーダーが浸水してしまったようだ。どうやら破れたのではなく、縫い目のところがほつれ、その中から浸水してきているらしかった。
ここでは魚0、浸水1という結果で終わった。

C&Rへ移動するが、睡眠ゼロで来ていたので、ここで眠気に勝てずにダウン。まさかずは車で寝ることにして、yaga氏は釣りへ出かけた。
目がさめると、2時間半くらい経っていた。yaga氏の携帯に電話を掛けてみるが、留守番電話サービスに転送されてしまう。まさかずの携帯よりも電波状態がよかったはずなのになぜ?
ふと、頭の中に、
1.携帯の電池が切れた
2.携帯が水没
3.yaga氏水没
の三つが思い浮かぶ。2と3は考えづらかったので、1だと思っていたら、すぐにyaga氏が帰ってきた。
「さっき携帯に電話してみたんですけど・・・」
「水没しました」
正解は2の「携帯が水没」でした!
釣果は魚4(水没1)とのこと。今度はまさかずが釣り、yaga氏が休憩することにして少し上流へ車で移動。移動先で車を停めた途端、
「ロッド忘れた!」
さっき車を停めたところにロッドを置いてきてしまったようだ。急いで戻ると、駐車場にロッドが横たわっていた。無事回収に成功。
「右に出てたらロッドだめだったろうね」
考えたくないですね・・・。

再び上流へ戻る。
去年来た時にイワナがたくさん釣れたポイントを道路から覗き込む。増水のせいで去年は滝だったところも、落差がほとんど無くなっており「大きな落ち込み」と化していた。それほど水が多いのだ。水は多いが流芯脇にトロい場所がありそうだったので、そこから始めることにした。しかしこの辺りでチェイスは見られず、あきらめて上流へ移動。堰堤下に投げると、この日初のチェイスが! ヤマメだったが、ルアーを見切って引き返してしまった。その後数投するが反応なし。流れが早いので上流へまわりこんでダウンキャストすることにする。魚がいるのなら、この方がバイトさせやすいし。
上流側からダウンキャストしてトゥイッチをしていると、底の方から魚が浮かび上がってきた。しかし流れが早いからか、うまくバイトすることが出来ずになんどもアタックを繰り返す。イワナだろうか? バイトできないままどこかへ行ってしまったので、もう一度同じコースにルアーを流す。すると、再び魚が出てきて、今度はちゃんとバイトした。待望の1尾目は綺麗なイワナだった。
まだいそうだったのでキャストすると、また魚が出てきた。しかし、この魚もアタックを繰り返すがなかなかバイトすることが出来ない。あと数回投げればヒットしたのだろうが、帰りに残しておくことにして先へ進んだ。
堰堤上は、魚が多いポイントだ。ここで数尾追加しておきたいところだ。数投で、かなり大きな魚がチェイスしてきた。猛烈なアタックを繰り返すが、なかなか食わない。食った! と思ってアワセるが痛恨のすっぽ抜け! 魚は横にササッと走っていった。
・・・遠目に見ても30cm以上は軽くあっただけに、愕然とした。大きさはともかく、まだ魚がいるだろうとキャストをするとライントラブル。今日何度目だろう・・・ラインを切ってからキャストすると、なんと、ラインの残りが少なく、10mちょっとしかルアーが飛ばない!

悔しいことに、これで今日は終了。魚はまだたくさんいるのに・・・。まさに試練の一日だった。


渓相もよく、すぐに魚が出ると思ったのだが・・・


本流・支流どちらも全体的に水量が多かった


源流の趣を見せるポイント。しかし魚の姿はなかった


岩の後ろに魚が居てもよさそうだったが・・・何の反応もなかった


C&Rで出たきれいなイワナ

 

 

釣行結果

イワナ(17cm)・・・1尾
魚の値段

持ち帰りなし

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