第三回 カラフトマスを斬る!(05/10/01)
 
玲子ちゃんかわいかったね!
カラフトマスの話じゃないのかよ!
玲子ちゃんじゃないや、玲子さんだ。話かぶってるしさ。
なに一人ツッコミしてるんだよ。って、そんなネタ、誰も解らね〜よ!
カラフトマスも凄かったね〜。あんなに大量のマスは始めて見たよ〜。
足の踏み場もないくらいの数だったな。カラフトマスは孵化してから2年で生まれた川に帰るそうだ。
サケが4年でサクラが3年って言うから、それにくらべると短いんだね。
それでもかなりの大きさに育つからな。
オスの背っパリすごいよね〜。カッコイイよね〜。なかに何が入ってるんだろう?
沖にいる銀毛のときは背っパリがないが、河口で真水に慣れて黒く(ブナ毛)なるころから背っパリがでるようだな。魚というより、翼竜みたいだよな。
色が黒くなって背っパリが出てくるのも不思議だよね。
背っパリはなんで出るのかハッキリはわかってないようだぞ。メスへのアピールのためだとか、
横にいる他のオスからメスを見えなくさせるためだとか諸説あるようだが……。
でもうまいのは背っぱる前の銀毛なんだよな〜。
また食ったのか……。
小さくて浅い川を上って行こうとする姿は感動的だったなぁ。
言ってることとやってることが違うようだが……。
川を渡る時はほんとに気をつけないと踏んじゃいそうだったからね。
昔、海水浴中に魚を踏んづけたヤツがいたが、それどころの騒ぎじゃないからな。
スプーンのただ引きで簡単に釣れるんだから、すごいところだよね。Fish On 知床って感じ?
中速のリトリーブだけで食って来たな。深場ではチェイスも良く見えたが、銀毛の魚は早いリトリーブだと食いきれてなかったぞ。
浜にいたブナ毛のは早いリトリーブでも反応してたけどね。
どちらにせよただ巻きで食うんだから、大物が始めての人でも安心だな。問題はスレ掛かりだよな。
あの背っパリ、じゃまだったね〜。浜から投げると、釣れなくても背っパリに引っ掛かるからねぇ。なけりゃいいのに……。
さっきはカッコイイって言ってたろ!
だって、邪魔なんだもん。
まぁ、スレ掛かりすると大変だもんな。ドラグ鳴りまくりだし。
それじゃあ出発!

釣り方と仕掛け

カラフトマスは、浜から釣る場合は遠投が必要なので、8〜9ftのロッドがいいだろう。


■ポイント
間違いなく釣れるのは北海道。知床では8月半ばから9月中旬までが釣期。河口規制がある川では、8月いっぱいまでは河口からの距離規制が、河川内は通年禁漁なので注意が必要。相泊から渡船で岬の先の方へ渡るとカラフトパラダイスへいける。


■釣り方
ルアーは遠投する場合は18g程度のスプーンがベスト。リトリーブスピードは活性によって変わるが、1秒間に1〜1.5回転くらいのリトリーブで充分食う。食わない時はストップさせてフォール、ジャークなどでアピールも必要だが、魚が多ければリトリーブだけでいい。表層を泳いでいる魚も充分ターゲットになる。
水深のある磯場などでは、群れが回って行くコースを考えよう。コースが推測できたら、そこからコースをトレースするようにキャスト&リトリーブ。水深のあるところは銀毛の魚がいる可能性が高いので、こういうポイントがあったらチェックしよう。
目の前を回遊する魚が見えたら、魚の泳ぐ先にルアーを投げてスロー〜ミドルスピードのリトリーブだけで食ってくる。チェイスが見えるので、エキサイト間違いなしだ。


カラフトマスで美味しいのは銀毛。ブナ毛にくらべると数は出にくいが、持ってかえって食べるならやはり銀毛がいい。

そして実釣・・・

それにしても北海道はすごいよねぇ。こんなところがあるとは思わなかったよ。
ほんとだな。自然に感動、釣りに感動、ホントいいところだった。
コンビニにサケ用のビニール袋が売ってたり、金物屋にサケ運搬用の発泡スチロールが売ってたり、ホント北海道は凄いよ。
自然の話じゃないんかい!
もちろん自然も凄かったけど。こんなところはまだあるのかなぁ?
まだまだ凄いところはあるだろう。猿払のイトウも凄そうだぞ。
イトウはこれからがベストシーズンみたいだな。
一度行ってみたいね。まぁまたそのうち。
なんかまた食べること考えてないか……。イトウはキャッチアンドリリースだぞ。
それは残念。


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