第二回 ハゼを斬る!(05/08/19)
 
ウナガー!
そういえばハゼがいいシーズンだな(無視)
ハゼ!? うまいのか?
デキハゼ(今年生まれたハゼ)もこれから大きくなるし、まだまだ数も出る。
初心者にもオススメなのがこのハゼ釣り。
どこで釣るんだ?
この時期からしばらくは河口がメインだな。陸っパリでもたくさん釣れるし、江戸川放水路みたいに河口にレンタルボートがあるところもオススメ。
やはりボートの方がいいの?
陸っパリだと潮の満ち引きで時間帯によって足場が悪いところだと釣りにくい。
陸専門に狙う人は、立ちこんで釣っている人もいるくらいだ。
水深はどれくらいなの?
場所にもよるが、それこそ20cmもあればハゼは釣れる。そのくらいの水深でも入れ食いになることもある。ただし、これから釣れる水深もだんだん深くなって行くからな。
じゃあ今は陸で、この先はボートの方がいいのかな。
ボートで何がいいかって、真下に仕掛けを落とせばハゼが掛かってくるからな。
たまにボートで揺られるのも気持ちがいいぞ。
じゃあとりあえず陸でやってみようよ。仕掛けはどんなのを用意すればいいの?
仕掛けはルアーロッド、ノベ竿どちらでも使いやすい方を選べばいい。手返しがいいのはノベ竿だがな。ルアーロッドなら足下を狙えなくても、投げて広く探ることが可能だ。
ノベ竿だとリールを巻く手間が省けるからね。
水深にもよるが、ノベ竿なら3m前後のモノを用意しておけばいいだろう。ルアーロッドなら、グラスなどの柔らかいものの方がいい。1.5mくらいでも構わない。釣り方はミャク釣りがいいだろう。
ウキをつけない釣り方だね。
そう、ハゼはアタリをとって釣るのが面白い。そして○○マスでも釣れる。
なんか引っ掛かる言い方だなぁ……。
で、アタリはしっかりでるの?
竿先に、クンっていう小さなアタリだが、初めはアワセるのが難しいかもな。アタリが来た瞬間に軽くアワセればフッキングする。ノベ竿やグラスロッドだったら引きも楽しめるぞ。
ちゃんとアワセなくちゃいけないんだね。
ハリの大きさ、エサのたらしの長さによっても変わってくるからな。アタリがあっても乗らない時はたらしを短く、それでもダメならハリを小さくしてみるといい。
ふ〜ん。
陸のいいところは手軽さだな。足場のいいところならば、さっと釣ってさっと帰ることも可能だ。場所と潮を見てから出かけるといい。
それじゃあ出発!

釣り方と仕掛け

ハゼの仕掛けは、竿はノベ竿なら3m前後(水深のあるポイントは4m前後)。ルアーロッドなら水深に関係なく1.5m程度のモノでいい(アタリのとりやすいグラスロッドなどを使用)。
ミチイト0.6〜1号を竿の長さとり、オモリ(2号程度)、ハリは赤ハゼもしくは流線5〜7号針をつける。
オモリは細い中通しが根掛かりが少ないが(ナスも可だが場所によってはよく根掛かる)、小型テンビン、タイコオモリなどを使用してもよい。仕掛けは神経質にならなくてもシーズン中は釣れるので、いろいろ工夫して自分がアタリを取りやすいものを考えよう。
水深が2mくらいまでなら、仕掛けは上記のモノでいい。
エサはイソメ。食いが立っていればエサは少し残っていればそのまま食ってくる。また、ソフトワームでも釣れる。
ポイントによっては根掛かりが多いので、ハリ、オモリは少し多めに持って行った方がいい。

■ポイント
シーズン中は考えなくても釣れる。釣れなくなってきたらカケアガリを探す。
やはり潮が動いている時間のほうがアタリがあるので、潮時表を見てから行こう。

■釣り方
ミャク釣りなら、オモリを底まで沈めて、糸を張る。
ハゼがエサを食えばアタリが伝わる。しかし、慣れないと意外とアワセが難しい。もちろん、完全に食わせて向こうアワセでかけることもできるが、そうなるとハリを飲み込んでしまっているので、外すのに時間が掛かる。
アタリが伝わったらすぐに軽くアワセればハリ掛かりするので、数回やってタイミングを覚えよう。
なかなか乗らない時は、1.仕掛けを少し浮かせて待つ、2.エサのたらしを短く、3.ハリを小さく、の順に試してみよう。
短いルアーロッドの場合は、手前でアタリが無くなったら軽く投げてみると広範囲を探れる。


ハゼはビクもしくはフタをしたブク付きのバケツにいれよう。
バケツの場合、昼間は水温が上がりやすいのでマメに水を変えるようにしよう。

そして実釣・・・

はぁ、釣れるんだけど、意外とアタリ取るの難しい・・・。
でもタイミングを覚えればフッキング率はどんどん上がって行くぞ。
経験あるのみだな。
それにしてもすごいアタリだねぇ。釣れる時は小一時間で100尾釣れるっていうのも納得。
外道のセイゴが掛かるとちょっとびっくりするよね。
で、どうやって食べるの?
まず潮でもみ洗いしてヌメリをとる。
湾奥など水質のよくないところなら、めんどうでも頭と内臓は出した方がいいようだな。
小さいのは捌くのが大変だね。
頭を落とした時に、包丁の刃先で内臓を取ればいい。ある程度数がまとまってから潮で洗えばヌメリと内臓の残りがとれる。小型はかき揚げ、5〜10cmくらいのは空揚にするといい。
揚げた小さいのは骨まで食べられるね。5cm以上のを空揚にするなら、背骨をとるか二度揚げにした方が骨までバリバリ食べられるかな。
そうだな。でも一番うまいのはやはり天婦羅。15cm以上のものが釣れたらやってみてくれ。
次はボートで釣ってみたいなぁ。天婦羅食いてぇ。
ボートの場合は、自分たちの飲み物や食べ物も忘れずにな。長時間座るから座ぶとんも持って行った方がいいだろう。これから9月いっぱいは釣れ続けるから、一度行ってみるか。


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